わかってよ。
それからは、またLINEでの日々。
だいぶ仕事が忙しくなった様子で、ちらほら愚痴も彼からは出てきた。
けど、そんな中でも私を気にかけてくれる一言が欲しかった。
寂しさは溜まる一方。
必死に押さえてるつもりだったが、また悪い癖が出た。
「今度…いつかな?」
既読にはなったが、返信は来ない。
仕事中だから…なんだとそんなに気にかけずにいた。
夜になり、スマホの通知音が鳴った。
来た!
しかし、LINEを開いて一瞬で態度を一転させる内容だった。
「多分、今はお前が想像している何倍も仕事大変なんだわ。
ちょっと、LINEも返信するのもダルいぐらいに体力的に疲れてるし。
気持ちはわかるけど、理解してくんない?」
………….。
涙が出そうになるのを我慢して、
「うん。ごめん…。わかった。」
とだけ返信した。
ちょうど、お風呂が空いていたので、入ってくると家族に言って足早浴室に行きシャワーの音で泣く声を消した。
自己嫌悪。最悪。
けど、気持ちはわかってて欲しかった…。
そんな事が頭の中をぐるぐる。
涙が止まらなかったが、出た時に目が赤いと家族に怪しまれるから必死に落ち着こうと、大きなため息を一つ。
そうだよ。
会いたい時に会えないのが当たり前の関係なんだから…こんな事で…。と自分に言い聞かせた。
それを自分がわかってて選んだんだから…。
私から、会いたいと言うのは封印しようと思った。
お風呂から出ると
「すまん。ちょっとキツく言ったけどちゃんとわかっててもらいたかった」
とLINEが入っていた。
「うん。ごめんねー。大丈夫!仕事頑張って!」
精一杯の強がりで返信した。
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