無題
彼、今回はホントに休みを取ってくれました。
1年以上会えずにいて、年甲斐もなく初めて会った時のようなドキドキ感。
待ち合わせの時間。いつもの待ち合わせの場所。。
車から、すぐ彼の姿を見つける。。
笑顔で助手席に乗り込んでくる彼に悟られないように、目が潤む。。
マスクしていて良かった。。そんな思いがあった。
それから、いつもの場所。
二人になると、どちらともなく抱き締めあった。
「やっとだね。」
「長かったな。。」
そんな時に、彼の仕事の電話が鳴る。
「はい、◯◯です。はい、はい。。」
初めて見た彼の仕事の顔。しゃべり方。
思わずじっと静かに見入ってしまっていた私に
話終わり電話を切った彼は
「なんか恥ずかしいな(笑)」と笑う。
それからは、会えずにいた時の話をした。
彼は、おばあさんが亡くなった時の事。家庭の事。。
色々話をして。
「何でかお前には、全部話せるんだよなぁ。。」と呟いた。
私は、黙って彼の胸に顔を埋めて背中に手を回した。
「なんだなんだ?(笑)どした?」
「何でもない」
彼も私を抱き込んでくれ、私は彼の胸の鼓動を聞いていた。
ちゃんと横にいる。。彼は私の横に。。そんな実感。安心を感じていた。
「柔らかい時間だな。。何も考えないでこうやっていられるの。。お前だからだろな。」
顔を上げた私に、優しくキスをしてくれた。
「今度はいつ会えるかな。。」
テレビの情報番組を見ながら私が言うと
「また休み取るし。だから、お互い気を付けておこうな」
「うん」
時間は、あっと言う間に過ぎ。。
夕方。
彼はまだ時間があるから駅まで歩くと、車には乗らなかった。
横目に彼を見ながら、車を走らせたら、直ぐ様LINE。
「お前、多分、今、信号無視(笑)」
えっ?えーー?うそぉぉぉ。。
彼しか見てなかった。。
事故らなくて良かったぁぁぁ。。
無事帰宅した連絡をLINEする
「今日は、ありがとう。◯◯しか見てなくて信号気付かなかった」
「(笑)ばか。気を付けろよマジ。」
最後の最後でやっちゃいました。(笑)
今回は、優しい時間でいっぱいで。。
次がいつかまたわからない状態に、不安にはなるけど
。。
また柔らかい時間が来ることを信じて、頑張ろ。。
頑張るしかない。
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