無題
もう先々週の話。
彼との約束の日。
いつも通り準備して。
いつも通りコンビニで軽食と、彼のタバコを買い。
いつもの待ち合わせ場所。
いつも通り彼は立っていて。
いつもの部屋に行き。
彼の開口一番。
「疲れたー」といきなりスマホのゲームを始める。
そして私の開口一番は。
「何か話あったんじゃない?」
「ん?特にないよ(笑)なんで?」
「いや。何かそんな感じ。LINEで感じたから」
「ないない。お前とゆっくりしたかっただけ」
ソファーの横に座った私に膝枕しながら、ずっとゲーム。
「これが、ゆっくり?」思わず口から出てしまった。
「そう、ゆっくり」
画面から目を離すことなく彼は言う。。
しばらく、彼はゲーム、私はテレビ。。
おもむろに、立ち上がり私を抱き締める。
今までに感じなかった、粗雑感。
そして、またゲーム。。
悟られないように、私はシャワーを浴びに部屋から出る。
洗面所で着替えをしていると、部屋から彼が仕事の電話の声。
物音を立てないように部屋に戻ると入れ替わりに、電話が終わった彼も
「俺もシャワーするかな」と部屋を出て行く。
机や床に、仕事の書類が散らばってる。
重ねてだけ置こうか。。とすると、書類の一点に目が行った。
担当◯◯ ◯
彼の名前。。最初私が聞いていた名字は合ってる。
下の名前。◯?この漢字で、私が聞いていた呼び方ある?
鼻で笑っちゃいました。
あー、これだけ長く付き合っても、さすがに抜かりはないや。
全然違う名前じゃん。なんだ。そうか。。
バレないように書類の片付けを止める。。
そして何なかったように化粧を直し
時間になり、彼を乗せまた駅まで送る。。
「じゃあまた、LINEするな」
笑顔で車から降りていく。
その後。先週月曜日まで彼からLINEはありました。
そして今日で一週間、連絡はありません。。
私は、今後どうなろうと、待つのみ。。
わからないから。。
貴方がどうしたいか。。
私がどうしたいか。。
ただひとつ。
信頼してもらっていると思っていたのが
そうじゃなかったかと残念です。。
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