一昨日。
彼に会いました。
コンビニで買い物をしている私。
飲み物の冷蔵庫に近づいて来る彼が映った。
黙って横に立ち、黙って私の持っていた買い物カゴを持ってくれる。
私の好きなサンドイッチを指さし、目で合図。
うなずく私。
自分の食べる物を選んで、また目で合図。
外で待っててと。
会計を済ませ、出てきた彼の後ろを黙ってついて歩く。
部屋を選び、エレベーターに乗って
「久しぶりだな」と彼が口を開いた。
「ホントだね」
部屋に入り、上着を脱いだ私を抱きしめて
「めちゃくちゃ会いたかった。ごめんな。時間取れなくて」
と耳元で話す彼。
「大丈夫だよ」としか言えなかった。
それからは、いっぱい話をした。
テレビを見ながら
「俺、目が悪くなってるわ」とか
一緒にゴロゴロしながら
「改めて思うんだけどさ、こうやって癒される時間くれる人に会えるなんてすごい確率だと思うわ。いつも、わがまま言って困らせるけど、ホント俺これれでまた頑張れる。ありがとうな。いつも」
「それはこっちの台詞だよ。ありがとう」
手を繋ぎ、笑い合う。
抱き合って、間もなく彼から寝息が聞こえた。
それが、なんか嬉しくて。。
そんな時間も、あっという間に過ぎ。
「またお互い現実に戻らなきゃだね」と言った私に「必ずまた時間作るから。そんな顔するな」と笑う彼。
部屋を出てまた駅までの道を、彼の後ろを数歩離れて歩く。
たまに振り替えって、見てくれる。
駅の階段で、
「また連絡する」とコソッと言って彼は離れて行った。
その姿を私は振り替えらずに歩いた。
すぐスマホが鳴り
「絶対またすぐ会えるようにするから」
と彼からのLINEだった。
「わかった。待ってるね」
すぐ既読になる。
「おう(笑)」
会えないのが普通であって、会えた時の嬉しさがあって、帰りの寂しさがあって。
けど、久しぶりに胸がキュンとなって。
やっぱり、彼との一緒にいる空気は、私にはエネルギーなんだ。。